世界にも数カ所だけ。南島原市の白洲—しらす—(リソサムニューム)

DEEP SPOT/しましま

2018/7/3 12:00

例年4月から8月(旧暦3月と8月)の最干潮時に、南島原市の原城本丸沖合に白洲(リソサムニューム礁)といわれる浅瀬が姿を現します。


その浅瀬に上陸し、海の生き物を探して楽しむことができます。
「リソサムニューム」は珊瑚と異なり極めて珍しい植物の一種で、普段は海中に沈んでいて見ることができませんが、最干潮前後にはその一部が浅瀬となって現れます。



世界中でも珍しく、原城沖、インド洋、イギリス海岸の数カ所でしか見ることのできない貴重な場所です。
今年は4月から8月までの17日間、上陸予定とされています。
※年によって日程・出港時間が異なります。

白洲まで船で渡ります。
この日は、南島原市加津佐町にある「かづさイルカウォッチング」のスタッフ4名と長崎から2名の6名が参加。さっそく遊漁船に乗り込みます。

ライフジャケットは準備してあります。

今回船頭をしてくれる「原城遊漁船組合」の小淵俊樹さん。
穏やかなお喋りで参加者を和ませてくれます。

まだ見ぬ白洲にワクワク!参加者のテンションも上がります。

海から眺める「原城跡」。

原城沖に数カ所現れる白洲。海の真ん中にぽっかりと浮かぶ白洲は不思議な景色。

まだ潮が引いていないので少し見えるだけですが...。

あっという間に現れてきます。

鮮やかな紫がとても綺麗な「リソサムニューム」。

リソサムニュームは海水中の石灰分を固定しながら育つサンゴ藻で、死ぬと白化します。地元では「白洲の真砂」と呼ばれているそうです。


上陸するとたくさんの生き物を見ることができます!
さっそくタコ発見!。


かわいいヒトデも。魚の稚魚や貝など見れますよ!


今年イチ楽しい!とはしゃぎたくなる気持ち。よく分かります


上陸して1時間ほど探索を楽しめます。
磯遊びをしたり、水の中に入ったりできます。参加の際には濡れていい服装とサンダルがオススメ。

周りを見渡せば海。その真ん中に立つことができる白洲。貴重な体験ができる白洲ツアーです。子どもはもちろん、大人も楽しむことができます!

4月から8月まで上陸できる白洲ツアー

詳しい乗船時間は・・・
【原城遊漁船組合】
(小田重一代表)
【原城温泉 真砂】
(受付)
TEL.0957-85-3155
WEB.http://www.harajoumasago.jp/


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