肥前 島原子ども狂言開講!

教育/しましま

2019/6/10 10:00

16年目を迎える狂言ワークショップ「肥前島原子ども狂言」(主催/島原市、島原教育委員会)が2019年5月15日、島原文化会館にて開講しました。
2019年の受講者は年少から高校3年生までの40名。11回の稽古を経て、10月19日「第37回島原城薪能」でお披露目されます。

【肥前島原子ども狂言】とは

島原ならではの伝統芸能を子どもたちに伝えようと、江戸時代より島原に能と共に伝わった狂言を、和泉流狂言師の野村万禄さんと島原城資料館解説員の松尾卓次さんを講師に、子どもたちが稽古をしていきます。

詳細は、島原城薪能WEBサイトへ
http://www.takiginou.jp/?page_id=343





受講者たちは、島原市教育委員会 森本教育長より一人ひとり手渡しでテキストが贈呈されました。
「秋に向かって頑張りましょう!」という激励に「はい!」と力強い子どもたちの声が大きく響きました。





講師である和泉流狂言師の野村万禄さんは、狂言について「“笑い”が大切なお芝居」と説明し、“鶴亀の舞”を披露されました。
狂言独特のユーモラスな表現手法を野村万禄さんが実際に演じながら教えるという、受講者にとって貴重な時間となりました。





野村万禄さんに導かれ、受講者も来賓もスタッフも保護者も全員で、手をあげ「わあーっはっはっは」。滑稽な話を独特のしぐさや語りで演じる狂言の第一歩となりました。
そして、舞台で必須の足袋をはいて、正しい正座や挨拶の作法、扇の持ち方などの狂言の所作を教わりました。

歴史ある伝統、文化に挑戦する子どもたちのこれからが期待されます。





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