【しまるしぇNo.4】 〜生産者を訪ねて〜
special/しましま
2016/8/21 15:00

南島原市有家町で収穫真っ盛りの時期を迎えている梨の生産者、藤原敏翁さんを訪ねました。


藤原さんの長い1日はAM6:30からスタート。
まずは、大きく実った梨の収穫作業から。

梨の種類は20世紀、新高、豊水、幸水の4種類。
それぞれ色や模様に違いがあります。

梨の樹の高さは本来10m程まで成長しますが、栽培を目的とする場合約160cm〜180cm位の平らな高さに矯正されます。
低い所を収穫するとなると、中腰の体勢が続き一般人にはかなりの負担。

しかしベテランの藤原さんは難なく仕事をこなします。
日頃の作業で自然と鍛えられているようです。切りにくい状態の時は傷つけないよう実からはなれた所をそっと切って、


更に余分な枝をきります。


毎日行う収穫はコンテナに約70個分!
コンテナ1個に梨が30個程入るので、1日におよそ2100個の梨をもぎとります。


ここだけの話!
プロから習う、おいしい梨の見分け方・・・「底(お尻の方)が平らであるもの」だそう!


午後からは選別作業の開始です。



2L〜6Lサイズに分けます。
この時に欠かせないのが梨の状態。
一つ一つ丁寧にチェックが入ります。

糖度などを計り終えた後に箱詰めをします。



完成した商品は市場へ出荷します。

選別→計測→箱詰め→出荷の流れを大体PM10:00まで行います。
1年の中でもこの時期が最も繁忙期にあたるので、今が一番の頑張りどきです。
ハウス42アールで梨を生産している藤原さん。
半島内に5〜6件ある梨園の中でも唯一、梨一本にしぼって栽培している藤原さんだからこそ出来る坪数です。



およそ800個も実らせる長老の樹。
御歳80歳になっても現役で活躍しています。
さすがの風格です。
しかし最近は病気の数も増えてきました。
そろそろ引退の時期(寿命)でしょうか。
梨の一生も人間と同じ位と考えると感慨深いものがあります。



ご夫婦でのワンショット。
仲睦まじい様子。
梨にも愛情がたっぷり注がれています。



すっきりとした爽やかな梨の甘みが広がります。
水分が豊富なので、まるで口のなかがジュースの様。
冷たく冷やして召し上がれ!

そうめんに次ぐ有家町名物の梨
暑い夏も折り返し地点!梨を食べて乗りきりましょう♪


【藤原果樹園】
〒859-2203
長崎県南島原市有家町尾上3158
TEL.0957828323
10月末まで販売
電話注文・自宅販売承ります。
地方発送可能
料金 一箱¥3,000前後 詳しくはお電話でお問合せ下さい。


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