島原半島のかわいい和菓子特集
special/しましま
2016/9/15 9:00

9月と言えばお月見!
15日の夜は月を見ながらおいしいお団子と一緒に、きれいな和菓子はいかがでしょうか?
今回は島原半島3市で和菓子屋さんをピックアップ


島原市のアーケード入り口にある松屋。
今の時期ディスプレイされている上生菓子は、上質の「練り切り」(桔梗、菊、柿、紅葉、深山錦、お月見)が多い様。
中身は黒のこしあんを使用しています。


右がお団子で左が満月。
お月見をイメージして作られています。
期間限定で作っているので、ご注文は要予約。


季節感がでていますね。


デザインのテーマは、子ども達にも親しんでもらえるような分かりやすさ。
見た目の美しさは言わずもがな。

桔梗、菊、柿、紅葉、深山錦、お月見

各¥180


スタッフの永田千恵さん(28)
松屋のオススメは「カステラ」!
カステラが出島を経由してポルトガル人から伝来されたその時、松屋と某カステラ有名店の先代3人がカステラの製法を直々に教わったとか。
カステラ発祥は島原にもあったんですね。
松屋の歴史はここから創業328年を誇っています。


洋菓子はアーケード側の入り口から、和菓子は川沿いの入り口から。同じ建物で、それぞれの入り口が菓子にあった店構えをしています。

【松屋菓子舗】
〒855-0804
長崎県島原市万町520
TEL.0957-62-2556
営業時間 9:00~20:00
不定休
駐車場4台


南島原市の口之津にある松田屋菓子舗。
今店頭に並んでいる和菓子は、夏使用のお菓子と一緒に秋を感じさせる和菓子がちらほら。
丁度秋に移り変わっていく様子が今の季節とリンクします。
1年を通して春から夏は鮮やかな色を、秋から冬は暖色をイメージしながら作ります。
上生菓子はいつも10種類程並んでいます。
たくさんの中から好みの和菓子を選ぶのもまた楽しみの1つ。


祝い菊である玉菊は結納でも重宝されます。
上品な手みやげやお茶席に持って行くと、会話が生まれるきっかけにもなり、雰囲気が和む魔法のお菓子です。
また保育園ではお手前のお稽古にも使われ、甘い物が大好物な子ども達に人気のおやつ。

水辺、玉菊、青梅、朝顔、ヤマボウシ 他

各¥190


松田屋菓子舗のイチオシ新作!あこう群落(リーフパイ)です。

口之津町早崎半島の先にある漁港にあこう群落があり、南島原市の天然記念物と市の木に認定されています。
そのあこうをモチーフに作ったのが、この「あこう群落」。
帰省時のお土産などにいかがですか?


松田屋菓子舗の松田久美さん(左)。
ポップに飾り付けられた店内に、わくわくするような洋菓子も大人気!


店内でゆっくりティータイムを楽しめる空間があります。
天草へと通じるフェリーターミナルの目の前にあるお店です。
フェリーの待ち時間にいかがですか?

【松田屋菓子舗】
〒859-2504
南島原市口之津町丙4343
TEL.0957-86-2796
営業時間 8:30~19:30
日曜日 9:00~19:30
※〜19:00の場合があります。
定休日 月2回水曜日(不定)


国道57号線沿いに沖田製菓舗がオープンした&coffee(アンドコーヒー)。
宝石のように輝くかわいい和菓子は、あんこを求肥で包み、周りを羊羹で華やかに飾り付け、あんこは白あんを使用。仕上げに寒天でつやを出しています。


法事の際や、接客用にもってこいの和菓子。
かしこまりすぎず気軽に楽しんでもらえる和菓子をモットーに作っています。
小さい子どもがカワイイと気に入って買って行く事も。

各¥216


なめらか和ジャムセット

トローリと滑らかな口溶けのあんこジャムは、若年層のあんこ離れをどうにかしたいと言う店長の熱意で考案されたもの。
柚子、抹茶、イチゴ、小豆、黒糖(写真は左から柚子、抹茶、イチゴ)の3種類のジャムと掛け合わせフルーティーに仕上げています。

あんこのテイストを守りながらも、すっきりとした甘さの和ジャムです。
セットで販売する手作りモナカの皮は、いつでもサクサクした食感で頂けるように2枚位入りで小分けされています。

日本人らしい気遣いが感じられる和ジャム。食べると好きにならずにはいられない美味しさ!

日本版モンドセレクションと言われる「おもてなしセレクション」に選ばれた経歴もあり。


パッケージにもこだわりが。
女性に手にとってもらいやすいようにコスメをイメージ。
コガマサヒロデザインで手がけられたこのパッケージは長崎デザインアワード2013で銀賞を受賞しました。

¥1,386


思案中のヘクセルハウスハロウィーンVer.
間もなく完成だとか。
賞味期限は2週間なので、2週間前から家で飾って目で見て楽しんでください。
もちろんクリスマス用のヘクセルハウスも作るので、ブッシュドノエルの横に添えてみて♪


沖田製菓舗4代目の沖田慎太郎さん(40)
手に持つ虎巻きは、沖田製菓自慢の100年以上続く伝統の手焼きとら巻き

他に、&coffeeで人気商品と言ったらコレ!
買ったその場でカスタードを注入しザクザクの食感を楽しめるクランチエクレアと、新感覚!ジャガイモで作ったキャラメル、その名もジャガメルです。


この2つは欠かせません。まだ試してない方には是非食べて欲しいスイーツです。


おしぼりがビビッドカラー。細かい所までこだわりを感じるハイセンスなカフェです。

【&coffee(アンドコーヒー)】
〒854-0403
雲仙市千々石町丙2138-1雲仙スクエア内
TEL.0957-51-5000
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜日
駐車場10台以上


目で見て、そして食べて楽しい和菓子。
見ているとそのきらびやかさに、思わずうっとり。
職人さんの器用さと繊細さをひとつにまとめた芸術作品です。
そういう美術館があっても良いのではなかろうかと思うくらい綺麗でした。

現在並んでいる和菓子は、季節が巡るようにデザインも変わります。
足を運ぶたびに新顔の和菓子が待っているので、季節を変えて和菓子をお楽しみください。


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