教育/しましま
2017/9/19 18:00
2017年9月6日、「文化芸術による子供の育成事業―巡回公演事業―」として、日本を代表するオーケストラのひとつである大阪フィルハーモニー交響楽団が、雲仙市立大塚小学校の児童の前で演奏しました。
会場は吾妻ふるさと会館。前日から「明日が楽しみ!」と期待いっぱいの児童たちの前に70名の楽団員の登場。
最初の曲は、ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲。
初めて聞くフルオーケストラの音楽に児童たち、圧倒されています。
続いて弦楽器・打楽器の紹介。
ヴァイオリンとヴィオラの違いや、コントラバス。なかなか生で見ることが少ないハーブなど。
そのひとつひとつの奏でる美しい音色が集まった時、児童たちはオーケストラの迫力を体で感じていました。
指揮者体験では、大勢の児童が「やりたい!」と元気に手を上げる中、3名が選ばれました。指揮者の角田さんに教えてもらい楽団員の前に立ちます。自分の振るリズムに70名の演奏家が合わせて演奏する様に、指揮をする児童たちは気持ちよさそうです。
大阪フィルハーモニー交響楽団 楽団事務局 吉田さん
「演奏会に足を運ぶことが難しい地域もありますが、CDなどでオーケストラを楽しむこともできるので気軽に楽しんでほしいです。将来大人になったときに友達とオーケストラを聴いたことを思い出してもらったら嬉しいです。」と語っていました。
普段できない体験をすることができた児童たち。体に響いた音楽は、いつまでも心に残ることでしょう。
演目
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
ホルスト/セントポール組曲より“ジグ”
大栗裕/大阪俗謡による幻想曲
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ドヴォルザーク/交響曲 第8番より 第4楽章
【大阪フィルハーモニー交響楽団】
http://www.osaka-phil.com/