“たいらっ子まつり”雲仙市立多比良小学校

special/しましま

2016/11/22 11:00

2016年11月13日、雲仙市国見町の多比良小学校で“たいらっ子まつり”が開催されました。
多比良小学校の1年生から6年生までの児童166名とその保護者たちや地域の方々が集まり大変な賑わいをみせました。

“たいらっ子まつり”とは、20年ほど前から開催されている多比良小学校の学校行事です。
保護者の協力のもと地区の皆で行うもちつきや、昔の遊びを通じた地域のお年寄りとのふれあい、全学年の学習発表会が行われました。

その年の5年生が、授業の一環として育て収穫したもち米を使用し、轟、船津、馬場、高下(こうげ)、金山それぞれの地区に別れ、もちつきをします。

ペッタンペッタン、真剣に挑みます。

おりゃー!という気迫。

一年生だって、重い杵もなんのその。

地域のお年寄りが教えてくれる昔あそび。
今より物が少なかった時代の遊びを通じて、工夫や知恵を学びます。

何度も挑戦!楽しそうに竹とんぼを飛ばす児童たち。

多比良小学校校長 荒木誠先生

校長先生のお手本はさすがのもの。
遊びの指導にも熱がはいります。

竹でっぽうを作って試す児童の表情は、真剣そのもの!
おじいちゃん達の指導を受けながら、夢中で“竹でっぽう作り”に取り組みました。

「すごい!」と尊敬の眼差しを浴びた校長先生。
手の上で廻るコマに、児童はびっくり!

体育館では来年一年生になる女の子たちが、あやとりやお手玉に興味津々。

つきたてのおもち入りの温かい具雑煮ときなこもち。
空腹に優しく染み入るような美味しさです。
おもちの柔らかさが最高!
きなこにチョコ、あんこなどバリエーションが豊富。

招待を受けて参加した来年度一年生の児童と保護者達にも振る舞われました。

田植え、稲刈り、もちつきという一連の学習体験を経て、お米がおもちになって口に入るまでの過程を一年かけて学んだ児童達。

美味しい具雑煮や、おもちを作って振る舞ったお母さんたち。
お母さんたちも和気あいあいと作業をし、児童達に負けないほどの活気がありました。

たいらっ子まつりを終えた児童達は、何かしら心に残るような学びを得たことでしょう。

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