島原城秋のレンコン掘り大会「今の気分は?」
きいてさらく/しましま
2016/10/17 8:00

レンコン掘り大会の参加者に、感想を聞いてさらきました!


島原のシンボル島原城。
2016年10月10日、白亜の天守閣が青い空に映え、まさに秋晴れとなったこの日、島原城のお堀では「島原城秋のレンコン掘り大会」が開催されました。
お堀は明治以降、水が豊富でやわらかい土質であることを活かしてレンコン畑となりました。今では地域活性の一環として森岳商店街が始めたレンコン掘り大会が開かれるようになり、今年で12回目を迎えました。


参加は自由で、飛び込み参加もできます。
しかも、採れたレンコンは持ち帰れるというのが魅力的。


開会式の様子
レンコンの掘り方や注意事項などが説明されます。


金銀銅のトロフィーとメダル!


ルールは簡単。
採れたレンコンはつながっている物を1つと数え、レンコンの重さで順位をつけます。
タイムリミットは12時まで。

過去最高記録は2960g。
遠くは関東からの参加もあり、130人以上の方が集まりました。
お堀を利用していることから、蓮池の深さは普通の蓮田の約2倍。
足場が悪い中、参加者の皆さんは過去最高記録を更新しようと頑張ります。


発見!


残念!レンコンじゃなかったー!


レンコン掘り大会の参加者に、今の気持ちを聞いてさらきました!


「大変だったー。でも楽しかった!」

自然と触れ合いたくなり、レンコン堀りのために東京から島原までやってきた女性2人組。
穫ったレンコンは、きんぴらとハサミ揚げにするそうです。
自分たちで穫ったレンコンは格別の美味しさでしょうね。


「意外にすごく難しい!!」

熊本県からきた地域おこし協力隊の女性。
穫れるまでチャレンジするとの事。


「サイコー!」

長崎市から来た男性2人組。
お堀に長時間浸かって冷えきった体を温泉で暖めている時の感想。
この一言に尽きますね。
お疲れ様です。
まさに天国といった感じでしょうか。


「思っていたよりずいぶん難しい!!取れていないので、もう1回!!行ってきます!!」

東京から来た女性。
ポジティブ精神のコチラの女性は笑顔がキラキラと輝いていました。
取れるまで頑張ってください!


「くやしい」

東京から来た男性。
体中を使い、全力で気持ちを表現しています。


本当に悔しかったんですね。
しましまから頑張ったで賞を贈呈します。
また来年の参加をお待ちしております。


「たのしかった」
「でかくてびっくりした」

島原から姉妹で参加の2人。
小学生の女の子は立派なレンコンが採れました。
お母さんも大喜びでしょうね。
来年は新記録期待しています。


「今の所2位」

島原からチームで参戦4人組!
袋にはたくさんのレンコン。
コーディネートからしても、素人ではなさそう。
手練感が伝わってきます。


では、来年の参加者のために参戦にオススメの格好をご紹介。

・長袖長ズボンで汚れてもいい服
お堀は濁っています。
汚れは落ちません。

・軍手
野生の蓮をなぎ倒しながら前進します。
茎には小さなとげがあるので皮膚が出てると痛いです。

・地下足袋
地下足袋が適しています。
サンダルは隙間から泥が入ってきて脱げて無くなります。
一度脱げるとあとは行方不明です。
長靴はもってのほか。


【あると便利】

・ゴーグル

ゴーグルをはめて顔まで浸かっても、中は濁っているのでほぼ何も見えませんが、お堀が深いので背丈が低めの方は底まで届かないことも…
意を決して顔を浸ける時に使います。
気休めです。

・手ぬぐい 頭にまきます。
チームでそろえるとメンバーがどこにいるのか分かりやすいかも。
また、女性は髪に泥がつくのを多少防げます。
でも結局のところ…
気休めです。


ここで今回のチャンピオンのコーディネートを見てみましょう。
素晴らしいですね。
特筆すべきは足下のガムテープ。
ズボンと地下足袋の隙間から泥が入ってこないように何重にも巻き付けています。
相当な上級者と言えます。
優勝おめでとうございます!

チャンピオンに掘る時のコツを聞きました。
レンコン堀のコツは、レンコンを縦ではなく横に引っ張ること。
縦に引くと途中でちぎれてしまうそう。
来年出場予定の方は、是非ご参考に。

来年のレンコン堀り大会も大きな盛り上がりを見れそうな予感!皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


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