新酒の香りに誘われて、百年蔵のひな飾りが並ぶ光景を見る。

2016年2月13・14日南島原市有家町でありえ蔵めぐり(春の陣)が開催されました。
古くから商人の町として栄えた歴史ある町、有家。“ありえ蔵めぐり”とは、風情ある5つの蔵を中心として町を巡るイベントです。
お酒・味噌・オリジナルグルメなど、お店自慢の商品が店頭に並べられ賑わいを見せました。
行った人が虜になる、美味あり、風情ありの“ありえ蔵めぐり”。壱之蔵〜参之蔵のレポートです。

［壱之蔵］(資)吉田屋
大正6年創業の酒造。奥座敷には週末営業の八千代喫茶店があります。(1〜3月は休業)

吉田屋に出店していた“ありえんべい”。その名は「ありえないおいしさ」×「ありえ(有家)」が由来。長崎ウエスレヤン大学と末永製麺の共同開発で生まれたそうめんの極薄スナックせんべいです。こんなせんべい食べたことない？！という人が続出！

吉田屋のしぼりたて生原酒“純米”。
もろみのアルコール発酵時に発生する炭酸ガスを含んでいるので、ほんの少しピリっとフレッシュな口当たりです。新酒の時期ならではの『旬な味』！

有名な吉田屋のはね木搾り。この撥ね木搾りという方法は、手間と時間がかかってしまうため、現在の日本にはわずかしか残っていません。守り続けられる伝統の味です。

【(資)吉田屋】
南島原市有家町山川785
TEL.0957-82-2032
http://bansho.info

[弐之蔵]浦川酒造(資)
江戸時代の文化文政の頃から酒造りを始めていた歴史ある浦川酒造。

“秘伝古酒　時代の酒”はスッキリした口当たりとさわやかな 酔い心地。
「『今日も一日ご苦労さん』・・・・・と、自分で自分を慰めながらグイッと熱燗を流し込む。『明日もがんばるゾ！！』なんて心の隅で思いながら・・・・・さわやかに、明日へのやる気を起してくれる」お酒です！(HPより抜粋)
豪快な店主より、取材のためにと開栓して頂いたお酒がとても美味しそうでした。

見事な中庭を持つお屋敷の一角には、百年蔵の見事なひな飾りが飾ってありました。

看板娘のあんりちゃんとのぞみちゃん。お手伝いも完璧なしっかり者のお姉さんです。

【浦川酒造(資)】
南島原市有家町山川1123番地
TEL.0957-82-2030
http://www.sake-ikkaku.co.jp

[参之蔵] (株)喜代屋
大正七年から味噌・醤油造りを受け継ぐみそ五郎の蔵。

イベント時には、お腹の虫を刺激するような、すぐ食べたくなるオリジナルグルメを販売していました。
[左上]揚げたてはとし(明太子・えびマヨ)
[右]納豆みそちまき
[左下]制限時間3分の楽しいみそすくい

喜代屋の気になる新商品、ご飯にかけるチョコレートです。
喜代屋が、味噌の塩分を1%単位で調整し、試行錯誤を重ね、2年という月日を経て完成した日本初の味噌チョコ！

みそソムリエ協会認定みそソムリエでもある林田社長に教えていただいた味噌チョコの簡単レシピをご紹介します。

味噌チョコ：マヨネーズ＝1:1
以上です。それがとても美味しく頂けます。

気になる味噌チョコ。ご飯にのせて食べてもよし、パンにのせて、パスタ、カレー料理の隠し味にも◎。一度ご賞味あれ！

喜代屋は心に届く母の味や伝統を大切にしながら、時代に合った製品づくりをしています。味噌チョコの他にも“しょうゆソフトクリーム”などの気になる商品があります。
会社(蔵)全体が活気に溢れていて、美味しい味から心が伝わります。

【(株)喜代屋】
南島原市有家町山川1122
TEL.0957-82-2054
http://www.misogorou.com

百年蔵のひな飾りは3/3(木)まで開催中！
場所:5つの蔵と加盟店
お問合せ:TEL.0957-82-2032(ありえ蔵のまち保存会)