イベント/しましま
2019/8/26 17:30
2019年8月24日、島原市有明町大三東で風除祭が行われました。
「風除祭」とは・・・
台風などを除け五穀豊穣や豊漁などを氏神様に願う、立春から二百十日目を中心としたこの時期に行われるお祭り。神輿を担ぎ、太鼓や笛の音を響かせる浮流の神輿渡御行列が夏の風物詩となっています。
長崎県内でも各地で行われている風除祭ですが、ここ大三東地区では『はなだご』という天狗のお面をかぶった御神輿の案内役が人々を追いかけて、“ヘグロ”と呼ばれる炭の粉を塗られるというめずらしい祭りが見られます。
大三東には温泉神社(8月24日お下り〜8月27日お上り)と八幡神社(8月27日お下り〜8月30日お上り)があり、今回訪れたのは温泉神社。
払山地区のみなさん。
風除祭では、温泉神社から海近くの御旅所まで神輿渡御行列する“お下り”と温泉神社に戻ってくる“お上り”が行われます。大三東地区では、“お下り”“お上り”をそれぞれ毎年担当地区が交替しているそうです。
子どもたちを見つけたらダッシュ!!風のような勢いで駆け下りて行きます。
へグロを塗られようと?朝から子どもたちが『はなだご』さんを気にしながら歩き回る姿が見られるのも“お下り”と“お上り”の日ならではの光景。
雨天とはいえ真夏の暑い日。全力で子どもたちを追いかけ回す『はなだご』さんは体力勝負です。しかも、視界は片目2cmぐらいしか見えない天狗の面を被っての全速力なので大変です。
それでも『はなだご』さんは、みんなの邪気を払うためへグロを塗ってまわります。
大三東温泉神社の宮司 青木さんは「100年以上続くこの祭りがいつまでも続いてほしい。」と語ります。
たのしくまなべる神社のページ
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