『しまるしぇ』の第3弾!雲仙市国見町の村木農園を訪ねました。
メロンハウスの中でチョコンと咲いた小さな花。めしべが咲いた日の早朝にみつばちの力を借りて交配(受粉)を行います。
花が咲いてから約55日で収穫です。小さかった花が、こんな大きな実になりました。雲仙市国見町の村木農園では夏に約1ヶ月間、毎日250個〜300個のメロンを収穫します。
村木農園では主にミラノやアールスナイト、早春晩秋という品種のメロンを栽培しています。美しい編み目の果汁したたる豊潤なメロンを栽培する技術は長年培った経験の賜物です。
約40年前の村木夫妻。メロン作りを始めて間もない頃の写真。天候や環境に左右されやすい自然相手の産業である農業は、思うような収穫ができないときもあります。村木夫妻は、どうにもならない自然の力を感じながらも、土にこだわり、改良を重ねてきました。
村木農園では他に、米やゴーヤ、いちごなどの作物を栽培しています。それらの作物が何でもよく綺麗に出来たときや、収穫した作物を食べた人が「美味しい」と言ってくれることが喜びだと語る村木義一さん。継続的に生産をしていく姿勢に熱意を感じました。
父に続き、農業に携わる次世代担い手の村木忠助さん。緑が美しい水田。水田の準備、苗やイネを育て、肥料や水の管理などさまざまな行程を経てお米が出来ます。
こちらはゴーヤハウス。近年、長崎県では新たな主力品目として栽培面積が拡大しました。
村木農園を支え続ける村木幸代さん。農業におけるウーマンパワーの役割は大きいものです。村木農園には、村木さん家族の生産にかける想いが伝わっているかのような質の高い美味しい野菜が実ります。