春風にのって畑一面に広がる、新鮮な玉ねぎの香り。島原湾と対岸の天草諸島の絶景が眺められる南島原市西有家町龍石地区の山手側では、只今新玉ねぎの収穫中。今回は雲仙市小浜町で農業を営み、野菜ソムリエの資格を持つ野菜のマイスター、宮田和晃さんを訪ねました。
玉ねぎの生産量が全国で例年5位にランクインしている長崎県(ちなみにお隣の佐賀県は2位)!現在、島原半島のあらゆる畑で新玉ねぎの収穫時期を迎えています。
農業歴16年目を迎える宮田さんは、じゃがいもを中心にレタス、水稲、ブロッコリー、西洋野菜など1年を通して栽培しています。3月〜4月にかけては新玉ねぎの収穫時期で大忙し!
一つ一つ手作業で引っこ抜き、
一つ一つ葉の緑の部分と根を切ります。(実は、私たちが食べている所は実でも茎でも根でもなく、葉の付け根が太ったものなんです!)
サイズを10cm以上に安定させるよう育生していく中、天候次第でばらつきが生じるところが難しいそうです。
宮田さんは「いかに農業を楽しむか」ということをテーマに、、野菜作りでできることを日々考えチャレンジしています。最近では、西洋野菜に注目しており、ボルシチなどで使われるビーツやバターナッツかぼちゃ、黒丸大根・西洋赤大根、カリフラワーの仲間であるロマネスコの栽培に取り組んでいます。「今後も西洋野菜の品数をまだまだ増やしていきたい」と明確なビジョンを語りました。
坂本龍馬の名言、「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」という言葉を胸に、宮田さんのひたむきな向上心は留まることを知りません。これからも先陣切って島原半島の農業の未来を切り開いていって下さい。
宮田さんの作った野菜は千々石町にある直撃販売所でも販売されています。こだわりの食材をお求めの方は是非足を運んでみて下さい。【玉ねぎに期待される効果】疲労回復・スタミナ強化血液サラサラ・冷え性改善老化・生活習慣病予防便秘改善・デトックス