町の期待を背負って頑張る少年達のレポートです。
2017年4月、雲仙市国見町にある八斗木小学校で、国見少年ソフトボールクラブの練習が行われていました。
国見少年ソフトボールクラブとは、国見町内の4つの少年ソフトボールクラブ〔多比良(たいら)、土黒(ひじくろ)、神代(こうじろ)、八斗木(はっとぎ)〕の6年生が集結したチームのことです。
国見少年ソフトボールクラブは長崎県代表として、平成27年に第8回春季全日本小学生男子大会に出場、準決勝まで勝ち進みました。
今年(平成29年3月)も長崎県代表として静岡県掛川市で開催された第10回春季全日本小学生男子大会に出場した強豪チームです。
上の画像は長崎県少年ソフトボール大会で準優勝を飾ったときのもの。
普段は練習を地区別に行っていますが、大きい大会が近づくと週2のペース、1週間前ともなると毎日合同練習を行います。
この日は八斗木小学校での合同練習の日でした。
誰かが通りかかると、大きい声で挨拶をする礼儀正しい選手たちの姿勢には感銘を受けます。
選手たちは、ソフトボールを通じてコミュニケーションの基本や、社会生活において大切なことを学んでいます。
練習中も声を大きく張り上げ、意思表示をしたり、チームメイトや自分を奮い立たせます。
監督たちも大きな声で檄を飛ばします。
八斗木少年ソフトボールクラブの平野義貴監督は厳しい中にもユーモアを交じえながら子どもたちを指導していました。
気づいたことを見逃さず、アドバイスを送る神代少年ソフトボールクラブの川﨑健監督。
礼儀や技術面への指導はシビアなものですが、厳しさの中に優しさと楽しさを兼ねそなえています。
帽子を取り真剣に監督の話を聞く選手たち。
しっかり守って行こう!鉄壁の守備力!
走塁もスピードを落とさずに!
土黒少年ソフトボールクラブの松本則昭監督。
厳しい監督たちも練習が終わるとこの笑顔。
八斗木少年ソフトボールクラブ所属でキャプテンの田中七斗くん(小6)。
チームみんなで力を合わせて頑張りたいと意気込みを見せました。
将来の夢は野球選手。甲子園を夢見る11歳です。
今年の総監督、多比良少年ソフトボールクラブの小畑秀基監督。
「4つのチームが集まることで、いつもと違うポジションに付き、慣れない守備をする選手もいます。実戦を交えながら、守備練習を中心にしています。全国大会への切符をにぎるための一歩である雲仙市予選に向け猛練習中です。」と語りました。(※4/29時点)
練習が終わると、一斉にグランドの整備へ。
西の空がピンク色に染まり、グラウンドにライトが灯る時間になりました。
この日は背番号が付いたユニフォームが配られる重要な日でした。選手達の間には少し緊張が走ります。
ひとりひとりが名前を呼ばれ、前に出てユニフォームを受け取りました。
ユニフォームを配った監督は、「背番号だけが全てではない。それぞれのベストを尽くしてほしい。」と激励しました。
5月7日に開催された雲仙市予選は惜しくも敗退となりましたが、目標を新たに、7月に開催される西日本大会へ向けて猛練習中です!
上の画像は全日本小学生男子大会に出場したときのもの。
また必ずチャンスはやってきます。そのときまで頑張れ!国見!