【しまるしぇ】No11〜生産者を訪ねて〜
special/しましま
2017/7/6 13:00

花がある生活 雲仙市瑞穂町のカーネーション



母の日には欠かせない花となったカーネーション。古くから親しまれ、お祝いの花束にもよくアレンジしてあります。花びらの優雅さ、可愛さから、好きな花にあげる方も多いのでは?
そんなカーネーションが長崎県、しかも雲仙市で生産されているのを知っていますか?






種類も色も豊富なカーネーション。ハウスで栽培されていますが、温度などの環境管理が毎日欠かせません。
種類によって違いがありますが、毎年6月下旬から7月下旬に植え付けられ、10月上旬から収穫が始まります。なので、5月の母の日には、旬真っ盛りの綺麗なカーネーションを楽しむことができるのです。
6月上旬ごろから、全部のカーネーションを収穫し終えたハウスは、次の生産の為に土を耕し、土壌消毒をしていきます。




瑞穂町内には8軒のカーネーション農家さんがいます。それぞれにグループを作り、より美しいカーネーションを育てるため、日々、試行錯誤を繰り返しています。
仲間同士で話し合い、情報を共有しあいながら育てることで、全国に誇れるカーネーションを見ることができるのです。




また、瑞穂町では、JA青年部主催によるカーネーション摘みが各小学校で行われています。子どもたちは3年ごとに、イチゴ狩り、お茶摘み、カーネーション摘みと体験することができます。(写真は以前、雲仙市立岩戸小学校で行われた様子。)
子どもたちは普段なかなか体験する機会のない“カーネーションを両手いっぱいかかえる”という、なんとも幸せな時間を過ごすことができるのです。
「子どもたちの喜ぶ顔を見ることも励みになる」と野口さん。


いろいろな場面に贈り物として渡すカーネーション。
野口さんはこのカーネーションの他に“ラナンキュラス”という花も育てています。12月ごろから咲き始めるラナンキュラスは、3月ごろに収穫のピークを迎えます。マシュマロのように可愛く、花びらの多いラナンキュラスは、卒業祝いや送別会などにぴったりの華やかな花です。



野口さんからのメッセージ。
「カーネーション=母の日(5月)のイメージが強いですが、実は秋から春まで長い間収穫できる花です。
カーネーションは色も形も多種な花で、冬場なら1ヶ月ぐらい花を楽しめる、とても日持ちする花です!
私のハウスに実際花を見にきていただいても大丈夫です。そして、様々な場面にカーネーションを、花がある生活を楽しんでいただけたら嬉しいです。
これからも、たくさんの方を笑顔にできるような花を作れるように頑張っていきます!」

野口さん
連絡先 090-7396-1070