【しまるしぇ】NO22 健康に優しい「電子いちご」
しまるしぇ/しましま
2021/2/3 17:00

「電子技法栽培」という特別な栽培方法で育てる「電子いちご」のご紹介です!




1月、雲仙市国見町にあるハウスでは、白くて可愛いいちごの花と、真っ赤に育ったいちご。甘い香りがハウスの中に広がり始めます。





電子技法栽培で「電子いちご」を栽培している林田康大さん。





「電子いちご」とは、土壌などの環境を整え土と苗を健康にすることで、植物本来の力や自然の味を引き出す栽培方法です。酸化・還元の法則を元に電子(マイナスイオン)を付加、貯蔵する技術で、原材料の素材本来の力や自然の味を引き出します。

林田さんのハウスでは土に細かく刻んだ墨を混ぜ微生物を活性化、そして、電気分解した電子水をまくことで植物の光合成が活発になり、しっかりと育つことができる為、減農薬栽培で安心安全な栽培することができます。





また、ハウスの周りに「テラヘルツ波」を置くことで生命力が保たれ、ゆっくりしっかり育ったいちごは、実がギュッと詰まった甘くて美味しいいちごになります。






今年は、糖度が18度あるいちごもあったそうです!

日本で最初にいちごの栽培が始まった長崎。江戸時代にオランダから伝わったそうです。
現在、長崎のいちご生産量は第5位。いちご農家さんはたくさんありますが、「電子いちご」を栽培しているのは県内でも雲仙市2件、諫早市2件の4件しかないそうです。数も少なく貴重な「電子いちご」は、長崎市内のケーキ屋さんやホテルなどで使用され、実際に使われている方からは、日持ちがいいのでケーキなどに入れていても綺麗なままお客様にお届けできると好評です。最近では、少しずつ島原半島でも購入できる機会が増えてきたそうです。






収穫の様子。林田さんのハウスでは「ゆめのか」と「さちのか」の2種類のいちごを電子技法で栽培しています。








林田さんは、実が痛まないよう茎の部分をプチッとちぎり、なるべく実に触れないように慎重に収穫。優しく丁寧にいちごを分けていきます。






収穫されたいちごは、サイズごとに仕分け。







綺麗に梱包された「電子いちご」は、贈答用にもピッタリ。








康大さんの同級生でもあり、電子いちご栽培の仲間でもある高原大輝さん。
2人は、中学校からの気心の知れた親友ですが、電子いちご作りを決めたのはお互い高校3年生の時、父たちの姿をみて自分たちの進路を決めたそうです。農業を初めてあっという間の15年、今では互いに経験を積んで、父たちが築きあげたやり方と、自分たちが考える新しいやり方を模索しながらいちごと向き合う毎日。

康大さんにどんなことに気をつけて育てていますか?と尋ねると、長年、電子いちごを栽培している父の康弘さんに、栽培方法について尋ねた時「いちごの気持ちになって育てると必ず美味しいいちごが育つ。」「人間の体と同じで今何が足りないのか考えると、必要なことが見えてくる」と話してくれたそうです。「口に入れるものだからと、人一倍気をつかい努力している父の姿を見て改めて、自分もいちごのことをしっかり観察して、子どもたちも安心して食べてもらえるいちごを作っていきたい。」と語る康大さん。






撮影中もいちごの話をしている林田さんと高原さん。いつでも相談しあえる心強い存在ですね。「これからも、食べた人が喜んでくれるいちごを作っていきたい。」と2人は語ります。


【電子いちご/林田康大】
〒859-1311
雲仙市国見町甲970
TEL 0957-78-0077




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